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LCH-001/レザーチェア・ハード

・日本国内で若手の実力派職人が丁寧に縫製

・90年の歴史を持つタンナー(革製造業者)に直接依頼をしたこだわりの革

​・通常類を見ない極太糸で縫い上げた、耐久性抜群のチェア

​・¥49,500(45,000+TAX)

ショップへ(工事中)

​撮影に使用しているのはサンプルです。製品とは一部仕様が異なりますので、予めご了承ください。

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革の老舗が手掛ける、極上のレザーチェア

レザーチェア・ハードタイプ(LCH-001)は、株式会社増田が手掛けた最初のレザーチェアです。いわば、これからアウトドア事業が始まったと言っても過言ではありません。

革へのこだわり、作りへのこだわりを小さなボディにぎゅっと詰め込んだ、株式会社増田 渾身の一作です。

レザーは長きに渡るビジネスパートナーである、兵庫県のタンナーへ直接依頼。縫製は自身もキャンパーである、若干30代半ば(2022年現在)ながら丁寧な仕事が光る若手の職人が手掛けています。こだわりについて、語りだすととても長くなってしまいますので別途専用のセクションを設けました。ぜひご覧いただけますと幸いです。

"革"のこだわり

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 革の素性は、北米原皮の牛革です。北米原皮は品質と価格のバランスに優れ、非常に扱いやすい素材です。大きな傷や穴も少なく、メーカーとしても使いやすい為、あらゆる革関係の業者に愛されております。

 繁栄皮革さんはこちらの北米原皮を輸入し、兵庫県たつの市で鞣しに掛かります。鞣し方法は一般的なクロム鞣しではなく、タンニン鞣しを採用。伝統的な革作りの方法であるベジタブルタンニン鞣しを採用し、経年変化をお楽しみ頂ける革です。ハードな風合いとする為、鞣しの際革を柔らかくする加脂を極力無くし、パンッと張ったコシのある仕上げとなりました。

 顔料ではなく染料を使っての染色をしておりますので、革本来の表情を活かしつつ、透明感のある高級感あふれる仕上がりとなっております。また、革一枚で仕立てる作りの為、裏面にもしっかりとカラーの出る芯通しでの染色を依頼しました。

 革の厚みは2.5mmにて指定。天然素材につきこれ以下で上がる部分もありますが、そういった部分はメインの座面では使用せず、付属部分で使用することで極力無駄にならないようにしております。ミニマムでも2mmの厚さは確保しておりますので、ご安心くださいませ。

 逆に2.5mm以上で上がることもあり、過去最高で3mm台となることも! 厚く上がった部分はそのまま使っておりますので、厚い革の個体に当たった方は是非、極厚の革をお楽しみください。

 

 革であることに誇りを持つ為、敢えて多少の傷等は良品の範囲として使用をしております。革は天然の素材ですので、100%傷やシワの無い革を作るのはほぼ不可能。逆説的に、傷やシワがあるからこそ革であるという証明となります。是非、革そのものもお愉しみいただければ幸いです。

 本レザーチェアを制作するにあたり、私たちは悩みました。永く使えるアイテムにしたい、そして永く使うことを楽しんでいただきたいと思ったのです。革にもいくつか種類があり、それぞれ品質もピンキリ。当然ながら、革の価格とクオリティはある程度比例するので、良いものを作ろうとすればその分商品の値段は上昇していきます。

 いくら良いものを作ろうとしても、手が届かない値段では意味がありません。また、数万円頂戴するのに、品質が伴わないのではまるで裸の王様です。

 その為、私たちは高品質な革と出来る限りの低金額を両立する為に、長年ビジネスパートナーとして切磋琢磨してきたタンナーへ直接依頼をすることを決めました。革問屋から買うのではなく、タンナーから直接買い付けることで中間コストを削除することができます。革の品質も、タンナーと直接やりとりをすることで弊社の理想を追求することができました。

 前振りが長くなってしまいましたが、革の詳細をご紹介します。

 

"作り"のこだわり

 革と同じくらい、作りにもこだわっております。

 革の裁断は、増田社内で社長自らが担当。自らの祖父、父も皮革産業に従事しており、物心ついたときから革が身近なものであった社長が、この道数十年というキャリアで培った目で一枚一枚革と向き合い、丁寧に裁断をしております。

 前述の通り、革の厚みは部分部分で差がある為、裁断前にゲージと呼ばれる厚み測りを当て、規定以上の厚みがあるかをチェック。型紙を当ててペンでアタリを付け、裁断が出来る部分と出来ない部分を仕分けします。

 裁断された革は、そのままでは使えません。製品となるまで、数々の下仕事があり、それぞれに熟練された職人が手を加えています。

 コバ磨き、ネン引きといった目に見える部分から、糊付け、糸処理に至るまで、一切が自動化されておらず、手作業で行われております。ともすれば前時代的な物作りで、ライン化されておらず非効率的。ですが、だからこそ細かな不備に気付きやすく、フレキシブルに対応が出来るのが、手作業の強みです。

 製品の出来を左右する縫製ですが、こちらはミシン屋さんにお願いして独自の改造を加えて貰った特注品のミシンを使用しております。業務用のミシンであっても、あまりに太い糸は使用することが出来ません。ですが、本商品の革の厚さ、また破断が許されない椅子という商品の性格から、極太糸の使用を決定。メンズバッグで通常使用される糸の1.5倍から2倍の太さを誇るビニモ1番手を使用しております。

 ミシンを掛けるのは、弱冠30代半ばながら丁寧な縫製が売りの若手職人。20代より職人に師事し、その薫陶を受けた実力派の職人が一目一目丁寧に針を送っております。

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